- 2014-12-05
CINEMA4Dで被写界深度の再現
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CINEMA4Dは今だとBroadcast以降?の製品はAdvanceRenderが入っているのでレンダリング時に被写界深度が付けられます。
しかしPrime製品では被写界深度も付けられませんし
Broadcast以降でも、被写界深度はPhotoshopやAfterEffectsを使う方法が一般的です
そこで、被写界深度の付け方を紹介します
被写界深度を設定したカメラを作成
オブジェクトを作成したら、被写界深度を設定したいカメラを作ります
このままでは、被写界深度はONにならないので
カメラの詳細設定でデプスマップ「手前ボケor後ボケ」をON
(ちなみ私は「後ボケ」ON)
で、ボケの範囲が表示されるので、私はぜ〜んぶをボケの範囲に入れてしまいます
マルチパスで「デプスマップ」ON
後はマルチパスに「デプス」をONにして
レンダリング
レンズブラーでデプスマップを使ってぼかす
出来上がったデプスマップは白と黒の画像です
いろんなオブジェクトがあれば本来は白と黒へのグラデーションになっています
AfterEffectsなりPhotoshopでレンズブラーを
このマップを使って適用します
すると、こんな感じでボケます
後
動画にも使えて、レンダリングも楽なのでこの方法が一般的ですね。
レンズブラーはAfterEffectsならLenscareとかPluginもあるので
レンダリングも早くてオススメです
デプス使用とC4D被写界深度との違い
もうひとつ重要な事ですが、デプスマップを使った場合は
あくまでも「カメラのボケをシミュレートする」だけなので
C4Dで被写界深度をつけるのとは違いがあると思います。
デプスマップを使用
CINEMA4Dで被写界深度をONにしてレンダリング(背景部分のボケがリアル)
やっぱりC4Dから直接被写界深度をつけた方がリアルですね
ただし、C4Dで被写界深度つけると、レンダリング時間もかかりますし
Broadcast以上が必要なのでケース・バイ・ケースで使い分けましょう
結果
被写界深度はデプスマップを使う方法が一般的でレンダリングも早い
リアルに表現するにはC4Dから直接被写界深度をつけると良い
という事ですね。