- 2015-10-04
CINEMA4DでYoutube用の360°動画を作る方法
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AfterEffectsのプラグインで360°動画を作るプラグインがありました。
これをなんとかCINEMA4Dで出来ないものかなとあれやこれや調べて方法を発見。
書き出しに時間はかかりますがCINEMA4Dのみで360°用の動画を作る事が出来ました。
Vrayとかのレンダラーがあると、カメラ自体が球状のカメラを作れるみたいで、もっと楽なんでしょうが
あいにく持っていないので、CINEMA4Dの標準機能にて作りました。
CINEMA4Dで360°用のシーンを作る
まずは適当に360°用のシーンをCINEMA4Dで作りました。
作ったシーンはテスト用に球体にSkymapとしてHDRIを貼り付けただけです。
何もないシーンじゃつまらないので、MoGraphを使い球体を増やして、微妙にアニメーションするようにランダムエフェクタを追加しました。
Vrayだと、この見た目を球体を展開したような360°平面になるカメラが作れるみたいです。
これが、CINEMA4Dで出来ればいいんですけどね…
これを擬似的に再現
全反射の球体テクスチャをベイク
CINEMA4DでもQuicktimeVRで360°パノラマは書き出し可能ですが
静止画しか使えないので、ワールドの中心に球体を設置して、その反射した画像をアニメーションで書き出しました。
まず、ワールド中心に球体(初期サイズで6面体で作りました)を作成
で、その球体にカラーだけなんでもいいので設定したマテリアルを適用
そして「テクスチャを焼成」タグを球体に適用
タグの設定は
書き出しをQuicklimeにしてサイズを1280にしました
で、どのチャンネルを書き出すかを設定するので
オプション設定を開き鏡面反射のみにチェックを入れて焼成ボタンを押します
すると、指定した場所にテクスチャを書きだしたファイルが作られていきますが
レンダリングをしているわけでは無いのでウインドウはなにも開かず、書き出しの時間等の予測が出来ません
書きだされているかどうかは「情報バー」で見ることが出来ますが、
どのフレームの処理をしているのかが分からず、終わりの時間が見えません…
書き出しをTIFFにすれば、書き出し先を見れば処理しているフレームはわかりますが、そうなると連番ファイルをつなげるためにAfterEffectsで処理しなくては行けなくなってしまいます…
どうせ最後にMediaEncoderを使わなくては行けないので、TIFFで書き出すほうが良いかもしれません
書き出したファイルを360°対応にする
Youtubeに360°対応のファイルをアップロードする為には
ここのページにあるMacかWin用のアプリでメタデータを書き込む必要があります
そして、このアプリはMp4しか読み込めないのでMediaEncoderを使い
書きだしたファイルを一度Mp4にします
そして、そのファイルをダウンロードした360VideoMetadataで開き
Injectを押してメタデータを書き込みます
そうしたら後はYoutubeにアップロードするだけです。
すると360°動画として、無事にアップロード出来ました。
360°で見るにはChromeとかじゃ無いとダメみたいです。
ちょっとややこしいですが、CINEMA4Dで360°動画を作る方法でした。