- 2014-12-16
CINEMA4Dの便利な機能!Xpresso(エクスプレッソ)の使い方
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CINEMA4DにはXpresso(エクスプレッソ)という便利な機能があります。
Xpressoとはノードベース(線でつないでいくようなやつ)のプログラミング環境でパタメータなどのへの処理を関連付けて計算をするものです。
ノードベースのプログラミングなので、言語を細かく覚える必要は無く、使い方を覚えてしまえばある程度の処理なら簡単に作り、いわゆる自動化をさせる事ができます。
Xpressoを使ってみよう
Xpressoは技術が必要みたいで敷居が高く感じますが、ある程度の処理なら本当に簡単なので
まずは、Xpressoの使い方を簡単に紹介します
必要なのは
オブジェクトとXpressoタグ
だけです
立方体にXpressoタグを適用するとXpresso編集ウインドウが開きます
そのウインドウに立方体をドラッグ
左にある青色が入力 右にある赤色が出力
とだけ覚えておきましょう
これでXpressoの適用は終了です。後はパラメータの関連付けをすればOK
パラメータの関連付け
Xpressoにポート(パラメータの出口のようなもの)を追加して、関連付けをしていきます
試しに、もう一度、立方体を編集ウインドウにドラッグして追加しましょう
赤と青をクリックすると各ポートが選べるので
出力ポートに「位置Y」 入力ポートに「スケール」を追加し
追加されたポート同士をドラッグして線を伸ばしつなぎます
これで、Y位置を動かすと、オブジェクトのスケールが変化するXpressoの完成
Xpressoに計算ノードを追加
Y位置を変えてみるとわかりますが、今のままではスケールが大きすぎます
Y=1の時にスケール1になりますから
Y=2になれば2倍にY=3になれば3倍になってしまいます
そこで、間に計算式を追加してスケールの値を調整します
編集ウインドウで右クリックすれば新規ノードを追加できます。たくさんありますが単純に
新規ノード>Xpresso>計算>計算
として計算ノードを追加
計算のパラメータで演算タイプを「除算」に
入力1はY位置を入れるので、入力2を1000とします。
これで、Y位置のポートを入力1に出力のポートをスケールに繋ぎ直せば
Y位置を1000で割った値がスケールの値になる
Xpressoの出来上がりです
試しにY位置を上げていけば、だんだんと大きくなるオブジェクトの出来上がりです
最後に
Xpressoというと、難しいイメージがあるかもしれませんが、非常に簡単ですし
覚えておくと作業の効率化にもなります。
私は、自動ドアを作る時とか、右側が開いたら左側も開くようにしたり
オブジェクの表示非表示を切り替えたりするときに使います
難しいXpressoを組むときもありますが、ほんとどは簡単な関連付けが多いですが
Xpressoを使うと格段に作業効率もあがりますので、是非使い方を覚えてみてください!