- 2018-02-20
PremiereProインジェスト設定で簡単にプロキシを作成
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PremiereProがバージョンいくつの頃からか(CC2015?)インジェスト設定で
プロキシを作られるようになっていました。
プロキシとは、編集しやすく軽くした「仮ファイル」みたいなものです。
画質やサイズを落として軽くしていますが
Premiereは本データとの入れ替えが容易で、
最終レンダリング時にはプロキシが自動で無効になるので、
使いやすいと思いました。
AVCHDのデータで5カメのマルチカムや4K素材を扱う時に
インジェスト設定を知らなくて、手動でプロキシを作ったり
手間をかけていましたが、Premiereが自動でプロキシを作ってくれて
管理もすごい楽だという事がわかったので、記事にしておきます。
インジェストとは読み込む時の設定
最初にインジェストとは何かと言うと
「収録したメディアから編集するHDDへデータを移動すること」そのものをいいます。
私はダータのコピーはほぼFinder上でやってしまっているので
ここでは「Premiereのプロジェクトパネルにデータを読み込んだ時の動作」になります。
プロジェクト設定からインジェスト設定で「プロキシ作成」にしておくと、読み込まれたデータ全てに
バックグラウンド処理でプロキシが作成されます
ここで注意して欲しいのは
読み込まれた映像データ全てということです
指定したプリセットや保存先にプロキシが作成されていきます
私はAVCHDで撮らなくては行けないものもありますが、その他の撮影部分は1920 Mov 60Pで撮っていたので
勝手にプロキシを作ってほしくないものもありました。
(プロキシで200近く勝手にファイルが増えるのも嫌なので…)
特定のファイルだけプロキシを作成
私はプロキシを作りたいファイルが20個くらいでしたし、その部分だけ選択してプロキシを作りました。
※ファイルが多い場合はインジェスト設定でプロキシ作るようにして、プロキシを作るファイルだけ先に読み込み
プロキシ作成後にインジェストを切って、他のファイルを読み込めばOKです
指定したファイルを右クリックから「プロキシを作成」
そして、出てきたダイアログからプロキシを作る形式やプリセットを指定すれば
MediaEncoderが自動起動してプロキシを作ってくれます
プロキシの確認
Premiereでプロキシができたかどうかを確認する場合は、プロジェクトパネルにメタデータを追加します
メタデータの表示設定で「プロキシ」を検索し、プロキシを追加
すると、メディアの横にプロキシが追加されているかオフラインか状態がひと目でわかります
プロキシの切り替え
最後にプロキシと最終画像との入れ替えです。
プロキシは画質やサイズを落としているので、どうしても最終見た目を確認したい時が出てきます。
(ちなみにプロキシは16:9とかに縛られなくても最終レンダリングには影響がありません)
プロキシの切り替えはボタンエディタに「プロキシの切り替え」ボタンがありますから、
パネルに追加して使います
パネルに追加して、ボタンをOnOffして切り替え(ボタンが青いときはプロキシを使用しています)
今回1280×540のサイズでプロキシは作っていましたが、プロキシOFFにするとフル解像度の物になりました
まとめ
今回はじめてPremiereでプロキシが作成できるのを知り、使ってみましたが
かなり使いやすいと感じました。
粗い画像で4K編集をしていても、フル解像度で見たいと思ったときはボタン一つで切り替えられますし
最終レンダリング時には、自動でフル解像度を使ってくれるので、切替ミスも無いのが良いです。
(手動でやっていた頃は書き出した後に、プロキシのままだったと言うことが何度もありましたし…)
特に4K編集ものは、私のPCでは処理が追いつかないので、軽いデータにして、
ノートPCでオフライン編集なんてのも出来ますし良いですね
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